GFX50SIIとTS-E17mmの組み合わせで建築写真撮影

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建築写真を撮る際に天地左右どこまで写すことができるのかが常につきまとう課題です。
建物外観や室内のサイズに対してそれ相応の引きさえあれば悩むことはないのですが、条件の整った撮影はなかなかさせてもらえません。

最近はキャノンのTS-E17mmレンズ自体を雲台に固定させてカメラボディ側をシフトさせる方法で3枚から5枚のカットを合成して擬似ワイドレンズ的な撮影を行う事が多かったのですが、これはこれで時間がかかるのと、撮影現場で問題なく合成できているかの確認ができません。
残念ながらこの方法では広範囲を写して仕上げることは出来てもライズ(シフト)することができないため、カメラアングルを下げたい場合などでは不要な床部分が写りすぎてしまうことがネックでした。

中判デジタルカメラの存在は知っていたものの、ボディサイズや価格の面から導入対象と考えることは無かったのですが、FUJIFILMからGFX50SIIが発表された時点でその考えは一瞬にして変わりました。
前モデルのGFX50Sの頃からマウントアダプターを介してシフトレンズを使われてるカメラマンさんは世界中にいらっしゃって情報は多数あったものの、新型カメラに対応したレンズマウントアダプターの情報が少ない中でのFringerから新型GFX対応のマウントアダプター EF-GFX Pro FR-EFTG1 の発表は朗報でした。

FUJIFILM_GFX50SII

これはテスト撮影の1コマですが、35mmフルフレームと大差ないように見えて4:3と3:2比率の天地の差は大きく、他の画像サイズと合わせるために3:2にトリミングして納品する際にもシフトさせてる感覚になります。
この余裕は建築カメラマンにとって大きなアドバンテージと言っても過言ではありません。

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